転職してから手帳を買った話

手帳を買うきっかけ

会社に対して思うところがあり、今年の春から転職活動を開始して、有難いことに5月に転職が決まった。
世間ではコロナ禍の真っただ中で、新しい会社ではテレワークが始まっていた。週2での出社が決まっていた。出社初日。周囲の社員の持ち物を見回すと誰も彼も分厚いシステム手帳を使っていた。今どき珍しい気もする。
今までは、できるだけコンパクトにまとまっているポケットサイズの手帳でやってきた(意識しないとあれこれと荷物を増やしてしまう)が、業務内容と扱う情報量の多さから推測してポケットサイズでは不足しそうだと判断し、より大きな手帳を買うことにした。

 

システム手帳

お客さんのところへ行ってPCを開くわけにもいかない。

仕事の情報はデジタルベースに落とし込むのが一番だと思っているが、今の仕事の環境では勝手にまとめるわけにもいかない情報が集まってくるため、手帳にまとめていくことにした(顧客名と内容が紐づかないように注意はしている)。
嫌でもExcelやWordは使うことになるわけだし、まとめる前の情報をひた集める→まとまった時点でExcel/Wordに落とし込むフローができれば楽になるか。

それに、プライベートの情報もまとめられるようにしたいと前々から思っていた。いま家にある書類はデータ化してどんどん減らしているし、この勢いで書類や持ち物を減らせるならいいなぁとぼんやり考えていた。

途中から情報を差し込めるシステム手帳が良さそうだと思った。

 

妻は強し

システム手帳の要件は、
・手帳のリング径は20mm以上(蓄積すると分厚くなるなら最初から大きいやつ)
・大きさはバイブルサイズ(おそらく縦横のバランスが良い)
・一般的な黒色
・開きやすく閉じやすい、

この辺りで探していき、高い買い物だしおそらく二度は買わないようなものだろう(フラグ?)・・・と思い、妻についてきてもらった。
銀座の伊藤屋で、あらかじめ目星をつけておいた実物をいくつか見比べてみて、なかなか決められなったので妻に見てもらったところ、
「あなたは細かいところでストレス感じるんだからいいやつにしておきなさい、後悔して買い直ししたら高くつくでしょ」と力強く背中を押して頂き、無事に決まった。ちょっと値は張ったけど長く使うだろうしいいよねという免罪符付きで。真に持つべきは強い妻であった。 

 


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↑アシュフォードの手帳。ひんやりして気持ちいい。

 

頭がすっきりして良かったという話

思いついたことがあれば袋に入れてあるリフィルを取り出し書く。メモ的に用事がすんだら捨てることもできるし、必要そうであればファイリングする。
リフィルは1枚3円程度と意外といい値段する気がするけど、まぁ頭がすっきりするならいいかと割り切っている。消耗品の値段を下げるのは次のフェーズで。
さっき考えてたこと何だっけ?と思い出す必要も無くなったので、考え始めても答えがまとまらず、また別のことを考えだしては霧のように消えていく・・・という無駄な時間が減った。
そして、普段自分が何を考えているのか後で見返せるので、どれだけアホなのか気づくことができ()、頭を抱える時間が増えたのだった。

 

防災用品とあつ森の話

防災用品を揃えた話

4月で今の職場を退職した。

せっかく辞めたのだし有給は海外でプラプラと撮影旅行でも行こうと思っていた矢先、コロナウイルスが世界中で流行り出した。
海外では空港封鎖されると帰ってこられないので、レンタカー借りて北海道で車中泊の旅でもするかと考えていた。

しかし、緊急事態宣言が発令され、有給中は全日自宅で過ごすことになった。
「こういうときこそ普段しないようなことをしよう!」と思ってはいても体は動かず、有休消化初日からネットサーフィンをして過ごした。弱い。
あれほど苦労して慣らした朝方生活もあっという間に乱れ、深夜2時就寝・翌11時起床というだらしない生活を送る。
ただ、思考するのに十分な時間と静かな環境だけは確保できたこと、10万円の支給が決まりそうだということで、リターンは少ないがやっておかないといけなさそうなことに着手することにした。要は私が面倒だと思っていることだ。

具体的には災害時用備蓄品の購入及び見直しなのだが、買ったら置く場所が必要なわけなので、スペース取りから行うことにした。

 

1/2.納戸の収納見直し
収納スペースの見直しは、私の趣味のようなものだ。
後入れ先出しで食料品を回していくことにも慣れているので、時間のあるときによく見直しをしている。使用頻度の高いものを取り出しやすいよう手前に持ってきたり、収納動線のデザインをしてひとり楽しんでいる。
一瞥してどこに何があるか判別でき、出し入れに手間のかからない状態にしておくとのちのちの自分の機嫌を損ねないで済むので、この作業はライフハックに近いかもしれない。探す時間が嫌いなのだ。

もちろん今回は防災用品と備蓄品を入れ込むだけのスペースを作ることが目的なので、収納コンテナを購入して、缶やパスタなどの乾麺や常温保存品をまとめてスペースを作った。

 

2/2.災害時用備蓄品の購入及び見直し
以前から欲しいと思っていた用品の購入と、買い増しで持っておいたほうがよさそうなものの購入をした。防災リュックは既製品では貧弱すぎると判断し、妻の分を含めて自作することとした。
今回購入したのは、手回しラジオ、懐中電灯、折りたたみ水タンク、カセットコンロ、ガス缶、野菜ジュース、フルーツ缶、携帯トイレ、耳栓、ハサミetc...どれも必需品と思われるもので、最低限の道具以外は心身の健康を保つためのものに振った。登山用品で代用できるものが多いので、一時帰宅できた際に持ち帰れたらいいななどとふんわり妄想した。防災ザックは自宅で眠っているリュックか登山用ザックにしよう。

 

タイミングとしては、長野県での地震が頻発していた4月中ごろに一通り揃えたことになる。世間的には非常に遅い部類に入ると思っているが、まぁ地震起こる前に揃えられたわけだしよかった。何も起こらないのが一番なのは言うまでもない。

 

 

どうぶつの森 あつ森を購入

前々から気になっていて見ないようにしていたが、思い切って買ってしまった。

結果としてはとても満足している。

妻は私のデータで釣りと虫取りが楽しいらしく、知らぬ間に稼いでくれる。
それをすべてカブ(現実の株式売買に近いシステムだがほぼ負けない)に突っ込み、
倍々ゲームのように資金を増やしている。

母に話したところ、やりたいのでswitchを買ってほしいと頼まれ、
ヨドバシの抽選でswitch liteが当たったので母の日のプレゼントとしてあげることにした。
母はデジタル機器にはめっぽう弱いので、nintendoアカウントの作り方やnintendo onlineの加入、から説明するつもりだ。

Nikon D600について

業務用機として使用。

風景写真、結婚式二次会、社交ダンス、演奏会など様々な撮影に駆り出された。

同時期に発売されたD800シリーズの下位に位置づけされている。2400万画素の取り回しの良さと軽量小型ながらも多少大きいレンズであってもバランスのとりやすいボディ、そして安価であったが、センサーダストを取っても取っても無くならない持病持ちのカメラ。それ故、買取価格があまりにも低いため売り出しもできず、躊躇なく使い倒すことができたとも言える。

AF切替ボタンが破損しているが修理代で中古品が買えてしまう為、なくなくそのまま使っている。

使い慣れているので手離したくないのだが、先日、本番中にシャッターが戻らないトラブルが発生した。そろそろ寿命かもしれない。

 

【備忘録】教本写真撮影

教本の制作に関わることになった。

8/4(日)にディレクター、学者の先生、モデルの3人に加え、衣装兼カメラマンの私の4人で撮影をしてきた。

 


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当日の撮影風景

 

【経緯】

6月頃、ディレクターから声がかかる。

教本を作るので手伝ってほしい。0から立ち上げることになるので、探り探りで形にすることになる、とのこと。

地雷臭がプンプンしたが、まずはコンテ表を貰うことにした。

 

【準備】

7月頃、コンテが送られてきた。

手書きの画と説明文の記載がある。

電話でディレクターと簡単な打ち合わせを行う。

ディレクターによると、撮影は午前中から行い、昼食を挟んで丸1日行うであろうと見込んでいるとのことであった。

モデルは高身長の男性とのことで、服装をシャツにベスト、社交ダンス用のパンツ・革靴を着用、色や素材を現場で決めることになりそうなので複数種類を持参してもらうようお願いした。

 

【機材の選定】

今回は背景白抜きのJPEG形式での納品の為、撮影には背景布を使用することにした。

モデルの身長は185cmあり、手足が長い。当日は革靴を履くことを考えると190cm弱になる。動きを撮ることを考えると、背景は横3m程度、縦4m程度あれば何とかなるような気がする。

Amazonで3000円程度の2.8m×4m背景布を購入した。シワ消し用に霧吹きを1つ準備した。

 

撮影終了までにカットすべてをチェックしてもらう必要がある為、ディレクターと先生の2人にアガリを見てもらえるよう、ディスプレイで確認する工程を入れる必要があると考えた。

そこで、Photoshopのフォトグラフィプランを契約、LRCCのテザー撮影機能の確認作業とUSBケーブルのAーA端子タイプを3m分購入。

ストロボの追加購入を検討したが、天井高3m程度の天井高であること、ストロボを購入したところで今回のような撮影以外では使わないだろうということで、今回は端折ることにした。

 

【当日の流れ】

09:30 ディレクターと合流、車で現場へ向かう

10:00 現場着、モデルと合流。撮影準備

11:00 先生合流、撮影開始

13:30-14:15 昼食

14:15-17:00 撮影

17:00-17:30 撮影カット確認作業、撮り直し

17:30-18:00撤収作業

18:00 解散

 

【反省】

ノートPCのモニターでは確認作業が難しいと感じた。ディレクターも先生も五十路過ぎである。別途24インチ程度のモニターを準備する必要があったのかもしれない。

ストロボはクリップオンでも何とかなったが、フル発光に加え、ポージングの瞬間にチャージが間に合わないことがあり、発光量の少ないカットがいくつかあった。テンポの見直しで何とかなるかもしれない。機会に加え費用対効果で選択することになるとおもう。要検討。 

 

【追伸2020.05.03】

どうなったのか近況を聞いたところ、先生が年末に亡くなり、教本の作成は中止になってしまったらしい。